住基ネット

これも、人間観に関係するところが大きいので、こちら(はてなBlog安芸ねっと)にも掲載します。


昨日(H17(2005).02.10)、JNN News Bird(ケーブルテレビ)で住基ネットが普及していないことを報道していました。東京荒川区で1.4%の交付率だそうです。荒川区では、遊園地の入園料割引を付加価値として住基ネットの普及を図るようである。

私は、日本人が馬鹿でないことに安心しました。東京の住民が、住民票を北海道で取得できることのメリットがどこにあるのだろうか。私は、情報が集積されることの危険さを人々は認識すべきと考える。田中真紀子はプライバシー侵害として週刊文春の出版差し止めを東京地裁に申し立て、出版差し止めの決定がなされた。田中真紀子が政治家ならば、国民は彼女が家族制度についてどのような考えを持っているか知らなければ、民主主義の出発点である選挙の投票ができない。住基ネットは、プライバシーというような次元の問題ではなく、全体主義独裁主義に道を開く制度だから反対すべきなのである。個人情報の集積はすべきではない。

閑話休題、公務員は正義者だとする日本社会は狂っていると思う。親鸞のすばらしさは、人間すべてを悪人とする人間洞察の深さにあると思います。