検察の愚挙

検察は間違っている。検察の愚挙は歴史的に高くついた。検事総長は、歴史に記憶されるポストではないが、検事総長樋渡利秋は愚物として歴史に残るかもしれない。林健太郎が「ワイマール共和国」という本で、ヒトラーの登場を許した責任を共産党にあると記述していたことを思い出した。

小沢一郎の政治献金の処理が、検察が主張するように重大犯罪であったとしても(私は微罪にもならないのではないかと思っている)、現在の時点で第1秘書を逮捕するのは政治的に偏向していると思わざるを得ない。逮捕は、政権交代で一番損をする公明党を守ろうと考えた検察に潜む創価学会勢力に突き上げられた結果ではないかと思う。おそらく、創価学会公明党も、幹部は指示をしていないと思う。跳ね上がりの行動であろう。

検察が本当に政治の浄化と思うのならば、衆議院選挙が終わり、政権交代が実現して、小沢一郎が総理大臣になってから逮捕すればよかった。樋渡利秋が本当の男であればそのくらいの気概がほしかった。検察も権力の一翼であることは事実であるが、きれい事をいうのであれば、現職の総理大臣秘書を逮捕してもらいたかった。韓国のように何代も、前任大統領が逮捕される政治状況は、遅れている。日本は、政権交代により政治浄化が実現する民主主義国にならねばならない。総理大事である小沢一郎の秘書を逮捕し、小沢一郎が失脚しても日本の政治はより民主化される。国民は、小沢一郎を支持したのではない。民主党を支持し、政権交代を目指したのである。小沢一郎が辞職し、岡田克也でも総理大臣になればよい。今回の検察の愚挙は高くついた。(2009/03/08 10:15初出)


先日の小沢一郎郵政民営化についての発言について以下のように考えていた。アップしておく。

全国郵便局長会(全特)で、小沢一郎郵政民営化反対の発言を行った時は、「狂ったか小沢一郎 ― 郵政民営化の否定」いうタイトルでブログを書こうと思ったが、いまいちテンションも上がらずそのままになっていた。特定郵便局長には、中に立派な人物もいるが、とんでもない人物がいる。特定郵便局長は、お金持ちか公務員のOBと相場が決まっている。日下公人は、日本全国津々浦々寒村まで特定郵便局を設置したのは、兵隊の徴収令状を届けるためであったという。命を出させるためのシステムである。私も同感である。江戸時代、寺院が権力の末端として寺請制度に組み込まれ危険思想のチェック機関になって庶民の反感を買ったのと同じ構図である。地元の有力者が特定郵便局長になったが、お金持ちや権力につながる者は、目立たないように生活しなければならない。社会に奉仕しなければならない。今の特定郵便局長の姿はどうか。実例であるが、一部の利害と結託し高潮堤防建設に反対し、現状の低い堤防(平成20年11月のテレビ朝日が全国放送していた)を高潮がオーバーフローすれば地域が2階まで水没し多くの人命と財産が失われる状態を作っている。そして外車を何台も乗り回している。それが特定郵便局長の実態である。彼らがなぜ公務員資格に固執するのか。インターネットやネットバンクが普及した現在、郵便局業務が、山奥の2〜3人しか住んでない地域に必要であろうか。小泉郵政民営化の時に、テレビ等で放映された山奥の状態は、郵便で救済されるべきでなく福祉で救済されるべき問題である。本当に郵便局業務が国で維持されなければならないとしても(私は全面的に民営化すべきと考える)、それは本局レベルのみに限定し、特定郵便局は民間化されるべきものと考える。巨大な利権集団の存在は、政治に有害なバイアスをもたらすだけと考える。

【資料】
全国郵便局長会(全特)と郵政政策研究会は(平成21年1月)31日、都内で合同集会を開き、民主、国民新両党を支援し、次期衆院選での政権交代郵政民営化見直しの実現を目指す方針を確認した。国民新党から綿貫民輔代表らが出席、民主党小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長を初めて招いた。
 小沢氏は「国民新党民主党がしっかりと信頼関係を築き上げ一致協力すれば、必ず郵政民営化見直しを実現することができる」と強調。浦野修全特会長も「両党幹部の声を地方に持ち帰り、郵政民営化見直しに最大限努力することを確認しあいたい」と述べ、全面支援を訴えた。(19:32、NIKKEI NET)

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