追悼は、正に宗教行為である
政府は、民主党の野田佳彦衆院議員に対する答弁書で、首相の靖国神社への公式参拝について、「専ら戦没者の追悼という宗教とは関係のない目的で行い、神道儀式によらなければ、憲法の禁じた国の宗教的活動に当たらない」と述べているそうである。(2005年10月25日14時1分 読売新聞)
憲法が禁じている政治と宗教のかかわりあいは、政治と宗派とのかかわりあいの意味である。宗教行為でない追悼は、軍隊でない自衛隊である。政府の答弁書のような詭弁をいってはならない。
宗教施設である汎宗派的国立追悼施設で、それぞれの信ずる宗派(浄土真宗、真言宗、日蓮宗、神道、キリスト教カトリック、キリスト教ルーテル派、イスラムスンニ派、イスラムシーア派等々)の形式で礼拝する。それが、追悼である。宗教行為でない”追悼”は、追悼にならない。