ライブドア&ニッポン放送&フジテレビ

フジテレビによるニッポン放送株のTOB(公開買付TOB)は、36.47%獲得で、フジテレビの勝利とマスコミは伝えています。私はそのようには思いません。

ライブドアが、3月末(株主確定時)までに、ニッポン放送株の50%以上獲得すれば、この6月の株主総会で、任期の到来した取締役(全員が任期が到来するようです)の代わりに、新任の取締役を選任できます。フジテレビ得た新株引受権の司法的決着はまだ付いていないでしょうから、ライブドアの意を体した新任の取締役の動きは意味を持つでしょう。

また、所有株式の譲渡には3分の2以上必要な特別議決は不要ですから、ニッポン放送が、ニッポン放送の所有するフジテレビ株を第三者(極端な場合はライブドア)に売却することを、フジテレビは、フジテレビが取得したニッポン放送の3分の1以上の株で阻止することは出来ません。譲り受けた者は、フジテレビがその者の4分の1(25%)超の株式を保有していませんから、フジテレビに対して株主権を行使できます。したがって、誰かがホリえもん堀江貴文ほりえもんホリエモン)を裏切れば話は別ですが、フジテレビは全く安全枕といった状況ではありません。

フジテレビのTOBに応じた企業は三流企業ですが、TOBに応じなかったトヨタ自動車は今回イメージを上げたのではないでしょうか。三菱自動車は、実質的には倒産会社です(グループの援助がなければ既に存続できていません)。日産自動車は立ち直りましたが、当分トヨタ自動車が、収益もイメージも会社の正当性もナンバーワンです。私は、広島なのでマツダ、それと家の近くに日産のディーラーがあるので、日産の乗用車に乗っています。


お詫び:「はてな市民」になるため、30日分の日記をここに書いています。すみません。